26歳でステージ3bの大腸がんになり8年後、長男誕生!【育児パパけんたろーの育児記録】
2022年10月15日(土)朝6時。
予定日まではあと29日あるので、
会社の仲間とバーベキューに行くつもりで、iPhoneの目覚ましで起きました。
すると35週6日を迎えた大きなお腹をした妻が、
お腹が痛いと言い出しました。
「陣痛かもしれない」
・・・
26歳の時にステージ3bの大腸がんになり、
手術と、半年間の抗がん剤治療をしました。
5年間の経過観察を経て寛解。
しかし、いつ再発してもおかしくないと言われ、
毎年自費で大腸カメラや人間ドックを受診。
自分が10年20年後に普通に仕事しながら
生きているのかもわからないのに、
子どもを望んでいいのか?そんな葛藤はずっとありますが、
がんの罹患から7年後、2021年に妊娠。だけど8週で流産。
エコーで人のカタチだっただけにショックでした。水子供養をして毎月会いに行っています。
そして、翌2022年に再度妊娠。
順調にお腹の中で大きくなりました。
しかし、32週頃に頚管長が2cmくらいで短いとの指摘もあり切迫早産で、
自宅での絶対安静になりました。
予定日まであと29日の35週6日。。。
・・・
陣痛かもしれないとのことで、
バーベキューはキャンセルで、
妻の様子を見ることにしました。
9時過ぎまで数分間隔で小刻みに来る痛み。
でも本人もこれが陣痛なのかわかっていない様子。
病院に電話をかけて様子を伝えると、
週数が早いから、とりあえず病院へ来るようにと言われました。
10時頃。
病院へ着き、休日用の出入口から、
歩けないという妻のために
車椅子を借りてきて座らせました。
なぜか37.5℃の熱があるとのことで、
コロナの検査。
しかし判定が出る前に先生が見てくれるとのことで、産婦人科の病棟へ。
11時頃まで病棟の妻と、
待合室の僕はLINEでやり取り。
「これから産むらしい」
「子宮口が開いた」
「破水した」
11時11分の破水したという連絡を最後にLINEは途絶えました。
これから何時間かかかるのか?
夜中まで待つのか?
ワクワクと困惑と不安と
自分の中で色んな感情に対する準備が始まったと思ったら、、、
11時40分「産まれた」
小さな、小さな身体に、
何か体液のようなものがまとわりついていて
おぎゃーって聞こえてきそうな
画像が送られてきました。
早産ですが、安産でした。
2577グラム。
未熟児ではないけど、週数的に早産のため、念のため、GCUという保育器に入りました。
鼻に管が入り、手から点滴。
小さな小さな我が子との初対面。
コロナ禍で10分くらいの面会。
チョンチョンってそっと触れるくらいの
コミュニケーションでした。
こうして、母子ともに無事に
出産を迎えることができました。
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プロフィール
川口健太朗
1987年生まれ。神奈川県出身。
2014年2月、26歳で大腸がんステージ3bと診断。開腹手術、半年間の抗がん剤治療を受ける。
抗がん剤の副作用を克服するために、食生活アドバイザー、フードコーディネーターの資格を取得。
がんに罹患した自身のストレスをコントロールするために、メンタルケア心理士(心理カウンセラー)の資格を取得。
自分ががんになった意味を考え、自分の経験を発信することで、少しでも心が軽くなる人がいるかもしれないという想いから、様々ながん患者会や、がん患者イベントに参加。
自身の経験や活動を各メディアで掲載。(NHK、テレビ東京、読売新聞、朝日新聞、専門誌等)がん啓発イベント、企業研修、医療者の勉強会などで、がん経験の講演活動を行なう。
講演内容は、がんになり、健康的に生きると決め、食事や運動で30kg減量し、病気以前よりも健康になった。だからがんになって良かった。がんが生き方を教えてくれた。自身が取り組んでいる、がんにならない生活習慣の実践など。
2019年3月。5年間の経過観察が終了し、がんを克服。
2021年妻が妊娠。しかし8週で流産を経験。2022年妻が再度妊娠。同年10月15日、予定日より29日早い、35週6日の早産だが2577グラムの長男を授かる。半年間の育児休業を取得し「育児パパけんたろー」として、自分の育児記録をブログに残す。趣味:料理、ランニング、読書、登山、ヨガ、瞑想、ギター、お酒。
資格:メンタルケア心理士、フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育アドバイザー、健康経営アドバイザー、整体ボディケアセラピスト
好きな言葉:コツコツ勝つコツ
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